最強のMacProへの道

2016年4月29日

今回はPCネタ。

最近のMacはとにかく拡張性が無い。
タイムラプスのエンコードに苦戦しているというのもあるのですが、iMac5KもMacMiniもヤフオクで綺麗さっぱり売却。
MacProの3.1(Early2008)も持っていたのですがこちらも今後拡張していくには力不足という事で売却し、MacProの4.1(Early2009)がやって買ってきました。

MacProも現行のゴミ箱はやっぱり拡張性が無い高くて買えないので論外。そうなるとタワー型のMacProになります。
その中でも何とか現在も戦えるモデルは「2009モデル」「2010-12モデル」となります。でまぁ色々と理由はあるのですが2009モデルが少し安くヤフオクで買えます。

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本体下部の2つのヒートシンクがデュアルCPUモデルの証。
メモリも今回は豪勢に中古の8GB ECCメモリーを6枚装着。2枚組で6千円台(購入時)たぁ安くなりました。

2008モデルまでのMacProはメインのロジックボード(基板)にCPUを取り付けるタイプなのでヒートシンクなどを用意する必要はあるもののシングルCPUモデルを購入してからも後からデュアルCPUモデルに比較的簡単に変更できます。
しかし2009モデル以降は、シングルCPUとデュアルCPUモデルでCPU/メモリートレーが全く違うものになっており、シングルCPUモデルを購入してしまうとデュアル化にかなりの費用がかかります。

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さて、2009モデルのMacProが安価な理由は2つ。1つはファームウェアの制限で4コアまでのXeonしか搭載出来ない事。そして2009年モデルだけは何故かCPUコアのIHSが無い(市販品に無い殻割りと言われる状態)ものが装着されている事。CPUの換装の際には殻割りをするか、かさ上げ状態でつけられるよう、細工が必要です。

それ以外のハードウェアの基本システムは6コアのXeonが搭載出来る2010-12モデルと変わらないみたい。となると先人達が道を築いてくれておりました。ファームをアップする事で6コアのXeonを載せることが出来るようになります。

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こんな感じでちゃっちゃっとアプリを走らせて、再起動してSMCリセットすればOKみたいな感じだったのですが、そこに落とし穴が…
SMCリセット後の起動で少しいつもと違うプログレスバーが出てきて、本当はこの時にファームウェアの書き換えをしていたのですが、自分すっかりリカバリーモードで立ち上がっちゃった?と思い込み面倒だから電源落としてしまえと…

はい。ファーム書き込み途中だったのでマザーがお亡くなりになりました。
直接CDからファームを書き込み方法やらあらゆる方法を試し、自己責任であるにも関わらずジーニアスバーの方にも親身に対応いただきましたが、結局ダメ。。

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eBayでマザー買いましたよ…
二週間、待ち焦がれたマザーが無事到着。

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お陰様でマックプロ全バラししました。埃も取れて綺麗になったし、届いたマザーも無事にくみ上げたら久々の起動音。
CPUはまだ換装予定は無いのですがファームを途中で書き換えるとiCloudの設定やら色々やり直さないといけないみたいなので先にアップデートして、買いそろえておいた部品を組み立てます。

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今回起動ディスクには、RAID5を組みたかったのでMac(EFI環境)でもブート可能なArecaの「AR-1223-8i」RAIDカードを装着。
SSDドライブは、480GBのシリコンパワーSSDを2台、500GBのSK hynix SSDを2台。の計4台でRAID5を構築。これで約1.5T。RAID5の場合は不安なのでRAIDカード用のバックアップバッテリーも本国から輸入。

データディスクには、M.2タイプのMacPro2013から外した純正の256GBとWDの1TB HDDを組み合わせて自作Fusion Drive化。これで1.2T。

この世代のMacProはサンダーボルトはおろかUSBも2.0なので、El Capitanでも問題無く認識出来るというUSB3.0ボードを導入。これでバックアップHDDとも適切なスピードで接続できます。

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グラフィックカードは、一度5Kディスプレイの快適さを味わってしまったので将来に備えて5K出力が可能と言われている中で一番安価な、MSI N760 2GD5/OC ITXを導入。
最近はHPのZ27qという安価な5Kディスプレイも出てきたのでいつかは…

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あとはこのMacProに搭載できる最強のCPU、Xeonの X5690 を2基、予算に余裕があれば GTX980(現実的には970かな)に換装すればほぼ、現時点での最強構成になるはず…

結局WindowからMacに移ってもやってる事はパソコンオタクそのものですな〜
まだまだ先は長い。。

MacProのCPU換装
MacProで5Kディスプレイ
MacProでRadeonFE導入
→MacProでNVMeSSD導入

2 Comments

  1. 坂本 より:

    失礼します、2008の箱体に2009のMBは取り付け可能でしょうか、WINの様に簡単にどれでも規格さえ合えば取り付けは簡単に出来ますが、2009の箱体の足部が変形してしまい2008の箱体が安く手に入ったもので組み替えたいのですがMACは初めてですのでバラしてからじゃ面倒ですし教えて頂けたら有り難いです。

    • tomohiro より:

      2006〜2008まで(前期)と、2009〜2012まで(後期)だと無加工での互換性は無いと思います。
      細かな所を言えば、前後のFireWireポートの形も違いますし、内部構造もガラッと変わっております。SATAドライブの受け部分も2008まではフレーム側にステーがありますが、2009以降はマザーボード側に直接接続しますし(なので、ステーの取付済みでの全長も違います)全部バラして内部フレームの加工、ネジ加工、ねじ切りなど根性見せれば出来るかもしれませんが、今考えているような簡単な方法で入れ替えというのは無理ではないかと思います。
      マザーボード自体も独自規格ですし…

      > バラしてからじゃ面倒ですし
      是非バラしてから考えて下さい。バラして見比べてご自分のスキルで移植可能か、加工可能か考えるしかないと思います。

      2008モデルまでをバラす場合はCPUのヒートシンクを外す時に必ず六角レンチのロングタイプが必要です。2008モデルにだけあるネジもあるのでご注意を。。
      YouTubeでバラす動画はいくらでもありますので、参考にしてみてはいかがでしょう。

      では良いMacLifeを。。

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