2016年8月30日
最近、すっかりパノラマ撮影にはまってます。何だか普通の写真を撮ってないような…
先日新道峠でお会いした方から、情報をいただき「この一冊ですべてわかる! 360度VRパノラマ制作 パーフェクトガイド」も購入。すでに紙媒体の本は絶版となっており電子書籍を初めて購入。
実際にはネットに記載されている情報の焼き直しのような本なのですが、改めてじっくり読めるので非常に助かります。自分はステッチソフトはPTGuiを使っています。基本的にはほとんど全自動で先日のようなパノラマが作成できるのですが、露出の問題や三脚の映り込み(実際には下にマークを入れてごまかしていますが…)の除去など挑戦してみました。
屋外撮影の場合は雲もあるので一周する間に時間がかかってしまうとどうしても画像にズレが出てしまうので今回はHDR的な(+2、0、-2を各ポジションで撮影する)撮影は断念。(恥ずかしやAEB撮影ってものを知りませんでした。。)
撮影はすべて絞り優先モードで露出はカメラ任せ。最終的な補正はソフトまかせにします。
現在使用しているレンズとパノラマヘッドの組み合わせだと90度ごとの周辺画像を4枚。三脚消し込み用に底辺を1枚撮影します。ただパノラマヘッドは下を向かせる事は出来ないのでおおまかに撮影します。
1〜4枚目はノーダルポイントもバッチリなのでほぼ無修正で合成出来ますが、底辺については地道にコントロールポイントを手動で打ちながら位置合わせをしていきます。
実際には撮影した場所はノーダルポイントからズレているのですがPTGuiにはPro版のみ「視点補正」機能があるのできちんとコントロールポイントを打ちこの機能を使うとほぼ完全にステッチが出来ます。
マスクで三脚や影を消し込んでいき最終的にはフォトショップで補正をかけたりしながら仕上げます。
今回は絞り優先でカメラに露出補正任せの写真を使用しましたが見事に繋いでくれます。
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これで360度全天が見渡せます。余計な映り込みもなくて良い感じ。
太陽の部分のハイライトの処理など結合前にやっておかないといけない補正もありますね。折角RAWで撮影しているので事前に処理をしてTIFFで保存しておいてPTGuiに受け渡す方が良いかもしれません。
空の雲の部分については一番最初に撮影する部分と最後に撮影する部分が繋がるであろう部分に雲の切れ目を持ってくる事で時間経過による雲の位置ずれトラブルが防げます。
三脚消し用の画像については太陽の方向とカメラ自体の縦横のイメージを考えて2枚位撮影しておくのが良いかもしれないと思いました。今回1箇所どうしても消す事の出来ない影がありそこはフォトショップで補正しました。
とりあえずこれでパノラマ画像作成については低解像度版であれば、技術的にも何とかなりそうな感じになってきました。現在はPTGui付属のビューワーを使用して公開していますが、今後はオーサリングソフトでの公開で色々と勉強しないといけない感じです。
使いこなせるとバーチャルツアーとか簡単にできそうです。。
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