iPhoneで入射光式露出計

2016年1月28日

自分の持っている8000DやMシリーズを始め最近のカメラには「反射光式露出計」が内蔵されています。
スポットだったり全体の平均だったりと設定によって値の出し方を変える事が出来ますが、基本的には反射光なので白一色や黒一色ではアンダーやらオーバーに寄ってしまい、標準露出に合わせる為には露出補正をしてやらないといけなくなります。

そんな時に便利なのは入射光式の露出計です。スタジオなどで測っているとプロっぽい(笑)ですね。
撮影被写体の近くで実際に入ってくる光を計測するので、白一色や黒一色の場所であっても標準露出の設定が比較的正確に出しやすいです。
基本的には、ISO、F、SSの相関性を自動で表示してくれるだけですが昔ながらのアナログタイプが良いという人もいれば今風のデジタルタイプ(自分は実際にはこのタイプしか触った事がありません。)が良いという人もいるでしょう。

この露出計ですが価格が高いです。そんなに劣化する物でも無いとは思いますがわざわざ買う程でもないかなぁ〜。でもあると便利だよな〜と色々調べてみると…

luxi-for-all-KS-graphic

こんなものを発見。Luxi fot ALL
どうやって使うかというとこんな感じ。iPhoneを入射光式露出計にしてしまおうっていう商品です。

photo-original

初期モデルはiPhone専用でKickStarterで商品化されたもののようです。(現在は前面カメラのある機種ならAndroid端末でも良いみたいです。)
結構価格も高いので最初は中にちゃんとセンサーが入っていてBluetoothか何かでiPhoneと接続して専用アプリで使うのかな?なんて思っていたのですが、実はこれ前面カメラにこのカバーを被せて光を計測するだけのものでした(その割には高い。)

で更に調べているとこんなブログを発見。
単焦点フォトグラファー – 入射光式露出計、使ってみる?
早速実践させていただきました♪

IMG_0575

近所のホームセンターで材料買い集めます。材料は

2mm厚のアクリル板(白色ではなく乳半のもの)
適当なクリップ

これだけです。総工費は全部合わせても500円位。これで3セット出来たのでカメラバックにそれぞれ入れておきます。アクリル板はまだまだ余ってます。
アクリル板の裁断サイズは今回は5cm角にしましたが、自分の端末やクリップに合わせて決めれば良いと思います。

LuxiアプリはAppStoreで無料でダウンロード出来ます。(Androidは自分でお調べを…)
アプリには「EV」と「LUX」のキャリブレーション機能がありこれで機種毎の差違なども調整出来るようになっています。逆を言えばこの機能があるおかげで今回のような裏技が使えたりもします。上記ブログでは2mm厚のアクリル板を使う場合EVの補正値をマイナス2.3にするとありますが、ここは各自で調整すると良いかも。
自分の場合は上記設定で特に違和感がないのでそのまま使っていますが、入射光式露出計を使う機会があれば比べてキャリブレーションしてみようと思います。(もし機材が無い場合でも実際に表示される値で撮影して自分の希望の明るさになるようスライダーで調整すれば良いと思います。)

IMG_4022

アプリを起動した後でも前でも構わないのでこんな感じでアクリル板を前面カメラにかかるように設置。
その後F値、ISO値、SS値のどれか2つを固定してやれば光の状態に合わせて残りの1つを自動で表示してくれます。値のホールド機能もあります。
また設定で「No Luxi」を選択すれば背面カメラを用いた反射光式露出計アプリとしても使えます。便利ですね〜

センサー部分がLuxiのような光球タイプではなくアクリル板の平板なので実際は測定する場所で少しiPhoneを色々な角度にしながら概ねの値の変化を見て最終的な設定値を決めた方がより正確だと思います。

定常光の測定には使えますがフラッシュ光の測定には使えませんので本格的に使う方はちゃんと露出計を買いましょう。
最大の問題はこのアプリがいつまで存在するかと新しいOSにアップデートした時に使えるかって事ですねぇ…

ちなみに、iPhone単体で入射光式露出計となるアプリは探してみればありますが、フロントカメラのみだとどうしても光の方向などにシビアに反応してしまいます。
今回のアプリ+アクリル板の場合、アクリル板で光を拡散して平均化するって所が一番のメリットだと思ってます。

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